auのガラケー(SHF32など)を格安SIMで使う

本ページは「au契約で使っている高機能ガラケー(ガラホ)」を「mineoLINEモバイルのような格安SIM」に契約変更して安く使い続けたいと考えている人を対象にノウハウを書いたものです。スマホなど他機種を使っている人にはほとんど関係ないのでご注意下さい。
auのガラケー(SHF32など)を格安SIMで使う
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 [Page 2] ガラケーに Google Play のアプリをインストールする
 [Page 3] Gmail着信をLINEに通知する
 [Page 4] auバックアップアプリでバックアップしたデータの活用(記載予定)

契約変更の手順

  1. メールの使い勝手の確認と変更準備
    gmailを使うなど、wifiのみでメールを使う操作に慣れておく(使いにくさに慣れなければau解約を思いとどまる)。au解約を決断したらメールアドレス変更を前倒しで(ezwebアドレスが有効なうちに)友人に通知。ここが引き返す最後のチャンス(笑)。
    なお、mineoの場合はメールアドレス(@mineo.jp)が無料でもらえるが、たぶん使う意味無いのでそれについては説明略。
  2. 使いたいパケット量の確認
    契約にあたり、自分がどれだけパケットを使いそうかを知るには、使いそうになるアプリ(例えばgmailやLINE)の通信制限を解除した状態で(無料)wifiを1日中ONにしてブラウザなどもケチケチせず使用した上でパケット量をチェックすれば判る(設定通信・ネットワークデータ通信設定データ使用量Wi-Fi)。たまのメールやLINE以外ほとんど使わない人で月に300〜500MBほどだろう。
  3. メール、データ等のバックアップを取る
    本体をSIMフリー化したり、SIMを変えたりしても基本的にはデータは残るのでバックアップは不要だが、万一全部消滅しても泣かない程度の記録は残すべきである。また、ツールの「auバックアップアプリ」でSDカードに保存するのはキャリアをau以外に変えても動くのでそれで済むといえば済むが不安もあるので以下の項目も注意されたい。
    • 電子マネーの移行手続き(suicaのチャージ移動、Edyの機種変更手続きなど)は絶対にやらない。auを解約すると(契約者用au IDが無効になり)新規インストールができず、ガラケーには戻せなくなる。また、できれば消えても泣かない程度にチャージを使い切っておくと精神衛生上良い。今後suicaアプリが動かなくなる可能性も考え、suicaIDを控えておく(アプリが起動できなくなると番号を知る方法が無くなるが、各種手続きに必要となる番号なので)。さらに、suicaのオートチャージ設定は希望の額にやっておくのがいい(suicaアプリが動かなくなってもsuicaは使えるがオートチャージ設定をやる方法がほぼ無くなるので)。
    • 電話帳、SMSデータ、メモ帳のデータは残るのでバックアップ不要
    • 「auバックアップアプリ」でSDカードに保存したデータは本体またはSDカードの \Android\data\com.kddi.android.ausdbackup\files\auBackupApps\ に存在する。ほとんどが UTF-8 テキストで、json形式だったりmime形式だったりするのでパソコン等で読むことも可能である。例えば電話帳をCSV形式に変換すれば「Googleコンタクト」の「連絡先のインポート」でgmail用に読み込むことができる。詳しくは Page4: auバックアップアプリでバックアップしたデータの活用 に記載する予定。
    • キャリアメール(@ezweb.ne.jp)本文は残るが、auのSIM(未契約でもOK)を挿した状態でないと読めなくなるので事実上消えるのと同じ。必要なものがあればバックアップするなりパソコンに転送するなりして保存する。
    • 画像、動画、音楽などの記録は残るのでバックアップ不要。念のためコピーしておくのであれば、Androidの特徴として格納フォルダは分散していて判りずらいので、SDカードの内容と、本体メモリの内容をそっくり全部PCにコピーしておくと作業が楽。なお、一般的な機種変更時と同様、バックアップツールで保存/復元すると、フォルダ情報が消されたり、拡張子によってコピーされなかったりするので、完全には保存できない。有料で購入した音楽は聞こえなくなる可能性があるので録音しておく。待ち受け画面背景画像は何故かファイルとして存在しないのでバックアップできない。
    • auのデータお預かりサービスでauサーバにバックアップしたものは二度と戻せなくなる。SDカードにバックアップしたものは戻せる。
    • LINEのトーク履歴は残る。なお、念のためバックアップする場合、マニュアル通りだとできないので注意。トークが表示された状態で「サブメニュー」「トーク設定」「トーク履歴をバックアップ」「すべてバックアップ」すると SDカード等の LINE_Backup/LINE_Android-chat......zip が作成されるが、このファイルを内部ストレージの PRIVATE/AU/email/MyFolder にコピーしておかないとLINEのリストアがエラーになる(email受信して保存するとSDカードの方の同名フォルダに入っている場合もある)。
  4. ガラケーをSIMフリー化(SIMロック解除)する手続き
    auの場合、web上(My au)ですぐに手続き完了する(機器の暗証番号が必要/手数料無料)。auの説明書きには「SIMロック解除すると各種データが飛ぶことがあります」という脅し文句が書いてあるが、問題は何も起こらなかった。なお、この時点では機器のSIMロック解除はできていないので、新しく契約するSIMを挿した後にSIM更新作業(後述)が必要なのに注意。
  5. MNP番号を取得する
    ここからいよいよ解約手続き本番である。MNP番号には2週間の有効期限があるので、新契約のブランド選定を終えてから取り掛かる。通常、webでも電話でも受け付けるので窓口に行く必要はまず無い。
    MNP番号を取得しないと移行先キャリアの申し込みができないが、移行先のキャリアが機器入荷待ち等で手続きに時間が掛かると必然的に有効期限を過ぎてしまうのでMNP番号取得の再手続が必要になるものの追加の発行料金が掛かることはない(はず)。
    auではweb上(My au)で手続き完了するが見つけにくい。「スマートフォン・携帯電話/ご契約内容の確認・変更」というリンクを探せば「お問い合わせ/お手続き」に進める。ただし、光回線契約とセットの場合などは電話/店頭のみとなる。電話は長く待たされるので気持ちに余裕がある時に!解約を思いとどまるよう説得され、安い料金プランの提案や光回線の割引提案までされるが、執拗な勧誘は特に無かった。
  6. 格安SIMを契約する
    MNP番号を用意してwebからSIMカードを申し込むだけ。SIMフリーだからといってどこと契約しても動くわけではない。どこの回線のどのSIMかちゃんと対応情報を見て契約すること。私の場合は、mineoの音声付きタイプを契約。webから申し込み可能で必要なのはMNP番号、(あれば)下記エントリーパッケージ番号、身分証のコピー(電子データ)、クレジットカード番号だけである。「審査に2〜3日、出荷に3〜4日の計一週間前後かかる」と書いてあるが、翌日には送られて来た。
    多くのキャリアで3,000円ほどの契約手数料が無料になるエントリーパッケージがamazonで400円くらいで売られているので要チェック(mineoのeoショッピングモールでも売られている)。
    なお、実際にSIMカードが送られてきて自分が開通手続きするまでは、以前の携帯(auのSIM)が今まで通り使えるのでご心配なく。ただし、MNP予約番号の有効期限までに開通できるよう、ちょっと急ぎます。
  7. 格安SIMを開通させる
    SIMの説明書に沿ってSIMカードを刺し、開通させる。auなどから機器を買う場合と違い、APN設定が自動ではないのでそのままでは電話もネットも使えない。設定ネットワーク設定モバイルネットワーク で正しいアクセス先を選んで設定する。もし設定しても「MMCは3桁で入力してください」という謎のエラーが出た場合はSIMロック解除できていないのでMMC番号を入力してもダメで、SIM更新作業を先にやる必要がある(設定その他端末情報端末の状態SIMカードの状態 にある「SIMカードの状態を更新」の操作を行うとSIMロック解除が完了し「SIMカードの状態」が「利用可能」になる)。
  8. インタネットメールの受信設定をする
    前に書いた対処法その1、その2、その3を参照のこと。

その他細かな話

初心者向けのまとめ(復習) (SHF32 + mineo の場合限定)

「全部読んだけどなんだか複雑でよく解らなかった」という方のために、話を簡単にしてAQUOS SHF32ケータイ(au契約)を解約してmineoに切り替えた場合について、私の実体験を元にFAQ形式でまとめる。
mineoのどのプランを契約すればいいですか
音声通話はできますか
はい。電話帳から選んで掛けることも、電話帳を元に着信相手の名前を表示させることも、マナーモードの設定も、今まで通り使えます。au時代の着信履歴等も消えずに残ります。
SMS(Cメール/ショートメール)は使えますか
はい。電話帳から選んで掛けることも、電話帳を元に着信相手の名前を表示させることも、マナーモードの設定も、今まで通り使えます。au時代のメッセージも消えずに継続して使えます。ただし、ホーム画面からSMSの画面を呼ぶ操作は、2クリックから3クリックに増えます。
インタネットメールは使えますか
長々と説明した通り、今まで通りの方法では使えなくなります。キャリア・メールのアドレスは勿論使えなくなるので、代わりにgmailなどのwebメールに対応したメールアドレスを内蔵ブラウザで使います。そのため着信鳴動もできません(その回避策は紹介しました)。
mineoからもらえる @mineo.jp アドレスは原則使えません。
細かい話をすれば、"画像を選んでサブメニューから「メール添付」" のようなインタネットメールとの簡単な連携操作はできなくなります。その場合、メールソフト側から添付ファイルの選択をしなくてはなりません。
テザリングは使えますか
はい。今まで通り使えます
海外で使えますか
はい。Aプランでは、日本から海外、海外から日本、ともに今まで通り通話ができます。ただし、インタネット(データ通信)は使えません。
LINEは使えますか
はい。メッセージ、LINE通話、ともに今まで通り使えます。今までのトーク記録はそのまま継続して使えます(機種変更に関して作業は不要です)。ただし、今使っていない人が新たに使い始めることはできませんし、サポート終了しているので(格安SIMへの乗り換えとは関係無く)将来使えなくなる可能性が高いです。
suica, EDYは使えますか
はい。今まで通り使えます(機種変更に関して移行作業はせずそのまま使用してください)。手続き前にアプリを最新版にアップデートしておいてください。ただしサポート終了のため(格安SIMへの乗り換えとは関係無く)suicaアプリが動かなくなるので、suica IDをメモっておくことが重要です。
PayPayなどのQRコード決済は使えますか
いいえ、元々できません(決済アプリが無いため)。ちなみにLINEアプリはありますがLINE Payは使えません。
「サービス」や「アプリ」「ツール」にプレインストールされている各種ツールは動きますか
基本的にはau解約後も動くが、利用にau IDを使うものは動かなくなる(au解約後にもらえる解約者用のau ID を使った認証は通らないため)。
具体的には、アラーム/カレンダー/メモ帳/電卓/ワンセグTV/赤外線通信/SHSHOW/auバックアップアプリは動き、LISMOの新規ダウンロード/auナビウォーク/au災害対策の一部 は動かないようだ。【本情報を信じるかは自己責任で】
通話料を除いた月額料金はどのくらい安くなりますか
auではパケット使用量により 1,798円(10MB)〜5,498円(190MB〜2GB) だが、mineoでは 1,310円(500MB)または1,510円(3GB)と比べるまでもない。さらに乗り換え割引等のキャンペーン価格が適用されることが多い。mineoが(最安ではないが)コスパ最高。
今までauの「家族割」で家族間通話無料でよく利用していたんだけど、30秒20円だから料金上がらないか心配
ケースバイケースですが、家族間の通話はLINE通話を使えばいいのでは。LINE通話は1時間話してもパケット20MBくらいしか消費しないので実質無料。また特番を付けることで30秒10円になる電話サービスは各種あります。
LINE Out 機能を使えばLINE友達以外にも無料通話できますよね?
いいえ、元々できません。auのポリシーでLINEアプリVer5.11.0からLINE Out機能は無効化されているため。本来のLINEアプリをインストールすることもできない。
災害用伝言ダイヤル(171)は使えますか
はい、使えます。
au災害用伝言板は使えますか
使えません。NTTの災害用伝言版(web171)は使えます。
緊急地震速報(警報)や災害・避難情報(警報)は受信できますか
はい。従来通り、アプリau災害対策緊急速報メール設定 で受信指定できるはず。少なくとも緊急地震速報は受信できた。

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